第一分科会は現在、14名のメンバーで活動を行っています。
今年度も「保湿性」をテーマに検討を続けています。昨年度までの検討で透湿性の少ないラミ生地で下腿を覆うことで、ムレずに保湿性を高める可能性が示唆されましたがラミ生地の大きさによりしわなどが生じ、最適なサイズの検討が課題となっていました。そこで、今年度はラミ生地のサイズの検討を行い、10cm×20cmのラミ生地+サポーター着用により、下腿部の水分量が増加する傾向(保湿効果)が確認できました。
次にラミ生地(10cm×20cm)で覆うことによる保湿効果がどの程度の保湿効果なのかを確認するため、一般化粧品の保湿クリームの保湿効果との比較を行いました。結果は保湿クリーム程の効果は得られませんでしたが水分量が増加する傾向が確認できました。今後はブランクとの対比で効果の程度を再確認する必要があると考えています。
さらに、今年度は保湿剤の有無、ラミ生地の各条件で保湿効果の検討を計画しています。
なお、以前、テーマとして検討した「チクチク感の評価方法」につきましては繊維製品消費科学会誌(2013年10月号)に「ウール生地のちくちく感評価法の検討」というタイトルで資料として掲載されました。
今後も分科会での研究成果については積極的に発表、投稿を行っていきたいと考えています。
委員長 旭化成(株) | |
副委員長 グンゼ(株) | 副委員長 (株)ワコール |
委員 岡本(株) | 委員 大原パラヂウム化学(株) |
委員 河合産業皮膚医学研究所 | 委員 倉敷紡績(株) |
委員 (株)鈴木靴下 | 委員 大和化学工業(株) |
委員 東洋紡(株) | 委員 日皮協 |
委員 松本油脂製薬(株) | 委員 明成化学工業(株) |
委員 洛東化成工業(株) |
協会の会員以外の方は議事録をみることができませんのでご了承ください。