検定業務の御案内

予測貼付試験

顕微鏡観察による貼付試験判定(河合法)

↑Click Here!

河合法は新しい製品が作られた際、その製品の顕微鏡下の一次刺激性を判定し、その刺激性を質と量に分け、指数採点してコントロールの成績と比較し、その成績より皮膚炎様クレームを統計的に類推して、皮膚炎様クレーム(弱刺激蓄積性皮膚炎及びアレルギー性皮膚炎)を起こす可能性があるか否かを、予め検査し、消費者の保護を目的として行う方法です。


[試験方法]
試験工程 予備テスト 肉眼判定 顕微鏡判定
被験者数 5名以上 20名 20名
試験方法 閉塞法 半開放法 半開放法
貼付時間 24時間 24時間 24時間
判定方法 肉眼判定 肉眼判定 顕微鏡判定

予備テストは各会員会社に於て実施していただきますが、
予備テストも依頼される場合は、ご連絡下さい。

河合法追跡調査結果

河合法追跡調査結果

詳細は日皮協ジャーナル第27号をご参照下さい。 定価1部 \2,000-
(ジャーナルのバックNo.をご希望の場合は事務局までご連絡下さい。)

第1回 1971年10月
判定結果 調査件数 市販件数 クレーム無 クレーム有
陰 性・準陰性 231 231 225 (231) 6 (0)
陽 性 16

( )内は、クレーム内容について検定品との関係について再調査後の件数

第2回 1976年10月
判定結果 調査件数 市販件数 市販化率% クレーム無 クレーム有
陰 性・準陰性 921 629 68.3 557(591) 52(38)
準陽性・陽 性 406 145 35.7 126(126) 19 (19)
合 計 1,327 774 58.3 703(717) 71(57)

( )内は、クレーム内容について検定品との関係について再調査後の件数

第3回 1991年3月
判定結果 調査件数 市販件数 クレーム無 クレーム有 クレーム有無不明
陰 性・準陰性 1,117 672 614 (648) 51(17) 7
準陽性・陽 性 352 169 120(137) 36(19) 13

( )内は、クレーム内容について検定品との関係について再調査後の件数


河合法評価試験

 PDF 形式の文書をご覧になるためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerは無料で
 配布されておりますので、最新版をダウンロードしてご利用ください。


診断的貼付試験

閉塞法貼付試験(クローズドパッチテスト)

市販中の商品によって、皮膚炎様クレームが発生した時、その原因がアレルギー性反応であるか否かを確認する方法です。疑わしい商品を使用した特定のボランティア(被験者)について実証主義的に検査する方法です。

   [試験方法]
     1) 被験者数 :40名
     2) 貼付部位 :背部又は上腕内側部
     3) 貼付時間 :24時間
     4) 判定方法 :試料除去1時間及び24時間後の肉眼判定

上記の試験依頼は日本産業皮膚衛生協会へお申し込み下さい。

使用試験

この試験は商品の市販後、消費者が使用した場合、有用であるか、逆に皮膚障害がでるか、実際の使用条件に基づいて試験する方法です。

 〔試験方法〕
   1) 被験者数 :5名以上
   2) 塗布(着用)部位:実際の使用法に基づいて使用(着用)
   3) 試験期間:4週間
   4) 判定方法 :目視判定(写真撮影)・水分量・水分蒸散量・レプリカ・D-スカムなど

ROAT試験

〔試験方法〕
   1) 被験者数 :5名
   2) 浸漬部位 : 前腕内側部
   3) 試験期間:20分貼付を1日に4回繰り返す。5日間連続
   4) 判定方法:目視判定(写真撮影)・水分量・水分蒸散量